タケウチです
私のヘアサロン、
昨日の12月12日でもって、
なんと、創立40周年を迎えました^^
(母親が創業、私2代目)
パチパチパチパチパチパチパチ♪
でね、
創業から40年も経つと、
創業の頃から比べて経営環境が
だいぶ変わってしまっているわけです。
よく言われるのが『企業30年説』
(企業寿命30年説)
事業を始めた時と、今(30年後)では、
需要や環境が変わってしまっているので
30年もすると事業が廃れる…。
という説です。
まぁ、この説…
当たっています。
母親が創業したのが1979年。
その30年後の2009年に
当店は経営不振から
倒産寸前になりました。
経営不振の要因は
『事業を運営できるほどの客数を
集客できなかった』
これが大きな要因です。
・なぜ集客できなかったのか?
・集客力が落ちた理由は何なのか?
これから、
『事業を廃れさせる3つの要因』
についてお話しさせて頂きます。
(この話が、あなたのビジネスの
危機回避のヒントになれば幸いです)
事業を廃れさせる要因 1/3
需要と供給のバランスの悪化
ヘアサロン業界、1990年代までは
それほど同業の競争が
激しくなったのですが、
2000年から競争が激化していきました。
需要数に対して
供給数が余っている状態です。
なので、価格競争が
起きやすい市場です。
ちなみに私がヘアサロン業界から
自店を撤退させる(※1)ことを決めたのも、
以上の『需要と供給のバランスが悪化』
して状況から判断しての決断です。
(※1)
現在の当店は『頭皮ケアの専門店』です。
事業を廃れさせる要因 2/3
テクノロジーの進歩による淘汰
かつて、町の写真屋さんの
収入源を奪ったのは、
ライバルの写真屋ではなく、
新テクノロジーの『デジカメ』でした。
新テクノロジーは世の中にとって
便利なのですが、
予期せず特定の業種の仕事を奪います。
(そういや、タケウチが19歳の頃は、
使い捨てカメラを常に持っていたなー)
事業を廃れさせる要因 3/3
趣味、嗜好の変化によるニーズの変化
現68歳のタケウチ母が幼い頃、
お饅頭といえば『甘いもの』でした。
甘いものが乏しい時代だったので、
甘みが強いお饅頭が『美味しいお饅頭』
とされていたとのことです。
ですが、
昔のような甘みが強いお饅頭は
現在のニーズには合っていません。
それは味覚の嗜好が 時代とともに
変わってしまったからです。
創業時に大ウケしていたサービスも、
30年も過ぎれば世の中の嗜好の変化かから
現時点の顧客ニーズから外れている
可能性がでてくるのです。
時代変化を 生き抜くには?
時代変化を生き抜くために
企業が必要なのは
『売るもの、サービスに固執しない』
『自分の会社の在り方をサービスに変換する』
この2点です。
ある写真屋さんが『写真プリント』
というサービスしか売っていなかった
のなら、デジカメに負け生き残れなかった
ですが、
写真プリントを通じて
『顧客の思い出を彩どりにする』
という使命(会社の在り方)で
サービスに取り組んだのなら、
写真プリント以外のサービス展開をし、
まだまだ生き残っていたかもしれません。
お饅頭屋さんにしても
昔からの継承で味を守り続けるのも
悪くありません。
ですが、
『和菓子を通じて地域の人たちに笑顔をつくる』
という考え(在り方)に
もとづいて行動したならば、
昔ながらの味の継承以上の、
大ヒットお饅頭を開発する
経緯になるのかもしれません。
現時点のサービスにこだわらない
あなたが今お店をやっている理由、
つまり、『お店としての在り方』
を追求し、形(サービス)に変換
すべきなのです。
それが生き残るための
大事な考え方なのです。
ちなみに、
タケウチは この『在り方』について、
自分のお店が潰れかけた時に
『200年企業』という本を読んで
気づかされました…。
長く続く企業はサービスや商品を
受け継いでいるのではなく、
『在り方』を代々受け継いでいるのです。
だから、時代変化に強いのです。
(じゃなければ、とっくに淘汰されています)
あなたの会社、お店の『在り方』、
ぜひ見つけてください^^
在り方に沿ったサービス展開が
企業のV字成長、繁盛店の重要な
ポイントになります^^
つづく
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